選手が車椅子に乗り競技する以外は一般のバスケットボールとほぼ同じルールで行われています。
コートの広さ、バスケットゴールの高さ、試合時間(1ピリオド10分を4ピリオド、計40分)はFIBAの規則と同じであり、フリースローで1得点、フィールドゴールは2得点あるいは3得点であることも同様です。
ファウルやヴァイオレーションのルールもほぼ同等となっており、唯一大きく異なる点はダブルドリブルに相当するルールが無い事です。また、1回のドリブルに付き2回以内のタイヤ操作が許されており、3回以上タイヤをこぐとトラベリングとなります。
一度にコート上でプレーできる選手に関してはクラス分けによる一定の制限が設けられています。
これは選手が持つ障がいを重度に応じて分類したもので、障がいが最も軽度ならば4.5、重度ならば1.0のクラスとなります。
コート上の5人の選手のクラスは合計14.0を超えてはならなく、この制度は重度の障がいを持つ選手が競技への参加を
妨げられないようにすることを狙いとしています。
|
それぞれのクラスで上位の運動能力のある選手には0.5ポイント加算されます(最大4.5)。
人工関節などの軽度障がい者にも参加資格が与えられており、海外などでは健常者もクラス5.0として参加が許されている地域もあり、多くの人に門戸を開いています。
上半身で車椅子を動かしボールも操るため、選手の上半身は非常に発達しています。
接触や転倒も頻繁に起こり、コート内は焦げたような匂いがするほどです。
片輪を浮かすティルティングによる華麗なプレーなど、通常のバスケットボールではみられない面白さがあります。